杉スリットの空気浄化機能を京大の川井教授が解明した!

杉スリットの空気浄化機能を京大の川井教授が解明した!

・スギ材は他の木材よりも空気清浄作用が強いことが明らかになっています。
・特に、木口面は板目面に比べその機能が高いことも証明されています。

その理由は、
スギの抽出成分や仮道管の表面積(仮道管とは木の中にある
根から水やミネラルを吸い込む通り道)、含んでいる水分の量が関係していると
考えられています。

空気浄化機能を活かす材料として、繊維方向に対し直交方向に
スリット加工を施すことで表面に木口面を露出させた材料、杉スリットでの研究です。

杉スリット材を実際の空間で使った
場合の空気浄化について研究しているわけです。

①スギ材が二酸化窒素NO2をどれだけ吸収するか?

スライド1では、NO2ガスを仮道管(注) 内に通過させた試料
(円盤状木口試験片)と、仮道管横断面上を通過させた試料
(板状木口試験片)の、NO2ガスの収着量の比較です。

注)仮道管とは水分の通路で、体を支持する役割ももつ

円盤状の方が、板状よりも6倍以上多いこと
から、ガスと接触可能な仮道管内表面積が
多ければ多くなる、ということです。

スライド2は、スギ材の中の物質を抽出処理する前と後で、天然乾燥したもの、
45℃、60℃、105℃でそれぞれ人口乾燥したものでNO2ガスの収着率を比較した結果です。

図でわかるように、抽出処理前は、低温処理したものほど収着率は高くなります。

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・NO2ガスの吸着量は、仮道管の表面積が
多くなれば、多くなる
・低温乾燥した杉ほど、NO2ガスの吸着量は
多くなる
・その効果は、杉の中の物質によって起こる
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(京都大学 川井教授グループのレポートより)