わたしは、英語が得意のはず?

わたしは、英語が得意のはず?

私には、自分についての大きな誤解があった。それは、「自分は英語ができる!」

という根拠のない妙な自信がある。 いや、あった。

それは、小学校の時に、友達の紹介で一風変わった英語塾に入っていたからかもしれない。

そのおろかな自信をもって、中学の授業に臨んだのが間違いだった。

いずれにしろ、私の自信と反比例して、英語の成績は、クラスで中の中くらいでしかなかった。

わたしは、数学がめちゃくちゃよくできたので、総合成績は上の方だった。

ま、頭のいい子とみられてたから、当然、自分は英語もできると思ってた。

ところが、いつまでたっても成績は上がっていかない。

そういえば、大学の英語の成績は最悪だったような気がする。

パナソニックの入社試験で、総合ではトップクラスの成績だったらしいが、面接のときに、パナソニックの幹部の方から、

「平川君、英語をちゃんと勉強しといてくれ。 これからの時代、英語が必須だ。」

と、言われたにもかかわらず、相手の言ってる意味が良くわからなかった。

それくらい、英語ができるという根拠のない自信を持っていた。

その自信が、木っ端みじんに打ち砕かれた。

40歳を過ぎたとき、アメリカへの転勤を命じられたわけだが、転勤にあたって、TOEICの試験を受けた。

その点数を見て、驚いた。 なんと!420点。

結構、試験はできてたつもりでいたのに、この最低レベルはなんだ!

でも、試験は試験。英語は並み以上だという妄想は残っていた。

ところが、アメリカに赴任して、さっそく上司に言われた!

「君の英語は、最悪だ。 聞いてて頭が痛くなる。」

なんという暴言、着任早々の転勤者にいう言葉か!

と、憤りはしたものの、英語ができないという現実を認めないといけなくなった。

そんなわたしでも、アメリカで10年、仕事をした。

TOEICの成績も670点まであがった。(普通、10年もアメリカにいたら900点は当たり前にとれる。)

カメのように少しずつ、英語ができるようになっていった勉強法を身につけていった。